化粧品セールスライティング|失敗しないための5つのポイントとは?

2024/01/16

化粧品セールスライティング|失敗しないための5つのポイントとは?

今回は、化粧品のセールスライティングを行う上で押さえておくべき、5つのポイントについてご紹介します。化粧品広告は各種法律に基づいて制作する必要があったり、競合が多い中で戦うためにいくつか大切なポイントがあります。

ぜひ参考にしてみてください。

①薬機法、景品表示法などの各種法律

化粧品広告は、薬機法や景品表示法など各種法律に基づいて制作する必要があります。違反した場合、罰金や罰則があるだけでなく社会的信用も失う可能性があるため注意しましょう。

各種法律は、年々規制が厳しくなっています。内容も随時変わっていますので、一度学んだだけで終わるのではなく、更新される情報をブラッシュアップしてく必要があります。

薬機法については、厚生労働省や各業界団体などが発信している、薬機法関連のニュースからの情報収集がおすすめです。化粧品広告を制作する中で、不明な点がある場合は必ず正確な情報を確認していく必要があります。

②行動経済学

セールスライティングは、人間の心理に基づいて執筆します。人間がどういう時に購買活動をするのかは、行動経済学を学ぶと理解が深まります。

みんなが買っていると自分も欲しくなる「バンドワゴン効果」や接触機会が増えるほど興味が高まる「ザイオンス効果」など、人間の心理からライティングに活かせるものが多くあります。

また、自分が何か買い物をする時に、なぜ手に取ったのか、なぜ購入したのかもしくは購入しなかったのかなど、自分の心理状態を言語化・分析するのもおすすめです。

化粧品を買う時には、その商品が欲しいとの思いの先に「シミをなくして若々しく見られたい、肌が綺麗だと褒められたい」「綺麗になって、朝鏡を見るたびに自分の肌にうっとりしたい」などの心理的要因があります。

「なぜ」を繰り返していくと、より深いニーズを発掘することができます。

③ユーザー導線

広告は、1つの媒体で完結するものではありません。例えば、ホームページから購入される場合、以下の流れが考えられます。

購入に至るまでには、集客ツールが必要であったり商品についての詳細が知れるツールがあったり、決済ツールがあったりと複雑に関係しています。また、上記の図のようにシンプルな設計で購入に至ることは少なく、ざまざまな媒体を行ったり来たりしながら購入するか検討するユーザーも多いです。

ユーザの導線をしっかりと作らないと、購入する意思があっても途中で離脱してしまう場合もあります。ただ、ホームページだけ、LPだけと1つの媒体を作るのではなく、その前後の設計をしっかり行う必要があります。

④ターゲティング

化粧品商材のターゲティングは、美容の知識を踏まえて行うのがおすすめです。例えば、「30代女性でシミに悩んでいる人」といってもさまざまな人がいます。競合の多い化粧品分野で戦うには、ターゲットを広くしすぎず届けたい人に確実に刺さるコンテンツを作る必要があります。

ターゲティングをするときに、考えると良い例はこちらです。

・いつからシミが気になるのか
・顔のどのパーツのシミが気になるのか
・シミの種類
・シミが出来た原因
・現在しているスキンケア方法
・シミに対しての考え方 など

「シミは美容医療でないと効果がない」と考えている人に、低単価の美白美容液を販売しても購入に至らないかもしれません。また、頬のシミが気になっている人と首のシミが気になっている人に対しては、それぞれ伝えるべき言葉は異なります。

シミの種類が、体の冷えからできたのか、紫外線が原因なのかによっても違います。肌や身体の構造について知っていると、ユーザーが知らなかった情報を提供することも可能です。その意外性によって、興味を高めることもできます。

⑤ブランディング

同じ成分、同じパッケージの化粧品であっても、どのようにブランディングするかによって伝える言葉やコンテンツが異なります。

・高級志向かコスパ重視か
・ナチュラルかラグジュアリーか
・ターゲットの年代
・こだわりのポイント など

セールスライティングは、商品が持つ特性以上を訴求することはできません。商品が持つ魅力を正しくユーザーに届けるものです。

上記を踏まえたうえで、誰に何を伝えるかを明確にすることで、期待する効果が得られるのです。

最後に

今回は、化粧品のセールスライティングを行う上で押さえておくべき、5つのポイントについてご紹介しました。

①薬機法、景品表示法などの各種法律
②行動経済学
③ユーザー導線
④ターゲティング
⑤ブランディング

上記を大切にしながら化粧品広告のライティングやコンテンツを制作しましょう。参考になれば幸いです。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!